大きいサイズの柄

衣類の柄はその選び方や流行の時々によって、その人の印象を変化させる力があります。
例えば、・細く見せたり、太く見せたり・若く見えたり、年齢を積み重ねたように見えたり・知的だったり、陽気だったり・男性っぽいのか女性っぽいのか…など実際とは異なるように人を演出して見せる力があります。
そのため柄物の衣類を自分で選んで買うことが苦手な人も多いかと思いますが、柄は時に着る人を、実際よりもより良い印象を与えたり、見た目も気持ちも華やかに引き立ててくれます。
例えばどんな柄があるのか見てみましょう。

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大きいサイズのドット柄

割合流行に関係なく、ビジネスや普段使いにも使えるおしゃれに決まる柄です。
ドット=子供の洋服や、女性向けと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、ドットは大きさによって無地よりも体が引き締まって見え、またどんな服との組み合わせでもほどよくセンスを感じます。
小さなドット柄などは、ビジネスシーンではネクタイやカッターシャツなどで男性が爽やかに見える柄でもあります。
大き目のドット柄であればポップで明るく楽しい印象を与えてくれます。
また体格を大きく見せる効果もあります。

花柄

花の絵柄が大き目・小さ目かが流行によって大変影響を受け易いですが、若い人~お年寄りまで身に着けるだけで、とても華やかに見せてくれる柄です。
無地柄と組み合わせればポイント使いで華やかに。
柄と柄の組み合わせならば、他にチェックや縞柄・ドット柄などと組み合わせると、センスを感じさせる柄でもあります。
シンプルなものからゴブラン、リアルな物まで様々にあります。

縞柄

ボーダーかストライプ、幅によって大変印象が異なります。
線は縦に走る方がすっきり長く見えるのですが、衣類の場合は流行以外にも自分がどう演出したいのかにより選び方が変わります。
最も細くすっきり小さくまとまって見えるのは細めのストライプですが、肩幅があるように演出したい男性などは太めのボーダーの方ががっしりとした印象を与えます。
イメージでいうとラグビーのユニフォームなどです。

チェック柄

花柄同様、流行を大きく受ける柄ですが、男女の垣根を越えて使える柄でもあり、また線の幅によって体格の見せ方も異なって見えます。
バーバリー風のチェック柄であれば既に高級なイメージが定着しビジネスシーンでもよく衣料品に愛用され、時代を超えて愛されています。
またギンガムチェックなどであれば子供から大人まで幅広く若くかわいい印象を与えてくれます。
タータンチェックやギンガムチェックはリバイバルしながらも色の組み合わせと線幅などの組み合わせなどでその時々に変化をもたらせてくれます。

動物柄

よく派手という印象に誤解されがちですが、豹柄やシマウマ柄など動物柄は、色の使い方・洋服の組合せ・柄の大きさによって大変おしゃれでセンスを感じる柄でもあります。
動物柄を初めての人におすすめなのが、シマウマ柄です。
ストライプに近い印象で、またモノクロ系のため失敗が少なく、青や赤を差し色に1か所入れるだけでモダンに見える柄でもあります。
豹柄はデザインによって印象が大きく異なるため色の差が少なく・柄の小さなものを選ぶのが初心者にはおすすめです。
あえて、ピンクやグリーンなど優しいカラーの物を選ぶと甘いイメージで演出ができます。

抽象的な柄(タイダイなど染物などによく見られる柄)

曲線的であればエスニックな印象や宇宙的など個性的な印象を与えることができます。
オリエンタルな香りのするような衣装(例えばヒッピー系)などは、抽象的同士の衣装上下の組合せでもおしゃれに決まって見えます。
この柄の場合は、色遣いが大変重要です。
どの色が一番面積を大きく占めているかによって印象が異なります。
例えば茶色系であればオーガニック。
またピンク、紫系であれば妖艶で個性的に感じることができます。

レース柄

近年の森ガール系に始まり女性の普段使いの小物~洋服まで様々に広がったエレガントに見せてくれるレース柄はとても使いやすい柄の一つです。
和と洋のどちらのテイストにも女性を甘くかわいく見せる効果があり、普段着から着物までよく取り入れられています。
レースは透け感や使われる分量、パターン模様によって年齢と異なった印象を与えます。
丸みを帯び、透け感じの少ない物の方が若い印象を与え、少し先がとがったり、透け部分が多い物の方が、セクシーさと大人の印象を与えてくれます。
またレース使いが多い方がより大人っぽい印象を受け易くなります。

食品柄

フルーツやお菓子などポップで元気な印象を与えてくれます。
子供さんのお洋服などに全体的に入っているものも多く、大人の場合はワンポイントで使われることが多いです。
ただ、配色される色数がシンプルな物であれば、“大人かわいい”柄の印象を与えてくれます。

パロディー柄

よく男性のシャツやアンダーウェアなどの衣類にみられることもあります。
最近では、有名企業とコラボレーションでパッケージやロゴなどパロディーではなくそのまま使われたりもします。
面白いことを表現するのが苦手な方には、こっそりと楽しめるアンダーウェアに。
また人との話題にしたい方には、アウターや大きく入っているものがおすすめです。
海外有名ブランドをもじって、オリジナルのメッセージ性を加えた柄などが韓流アイドルのファッションなどにも近年流行しています。

バロック柄・ロココ柄・ゴシック柄

ゴージャスで貴婦人のような印象を与える柄の呼び名に使われますが、よく混在されがちですが、バロックは大柄で曲線を多用していますが落ち着いた印象で、ロココは華やか明るい中に細かな優美さを感じます。
中世風の模様で暗めの色合いをゴシック柄と呼びます。
海外の高級ブランドなどにもよく登場するモチーフですが、大変ゴージャスな印象を与えるため、普段日本人がよく身に着ける衣料品の中で 中世ヨーロッパ風に見える柄はゴシック柄が多いです。
ベルトでウエストマークをしたり、コルセットを使うなどボディーラインにメリハリがある方が一層綺麗に引き立ててくれる柄です。

和柄

古く日本人に身近に根付くパターン柄です。
着物の印象だけが強いですが、ワンポイント柄やモダンにアレンジなどで案外身近によく取り入れられている柄です。
デニムや無地などシンプルな物と組み合わせるとより引き立ちますが、少し(アロハシャツなど)男性的に見える場合があるため、女性の場合は色の組合せ(トーン)で楽しむと華やかでおしゃれです。
古く昔の武家の時代から その季節ごとに色の重ね合わせでおしゃれを楽しんできた歴史がありますので、古代には無かった冴えた派手な色味やレースなど西洋柄とのミックスなど現代ならではの色味を是非楽しまれるのもおすすめです。

ワンピースとは

ワンピースとは、身頃とスカートがひとつなぎになった、女性用の衣服です。
ワンピースは歴史的に見ても古く、様々な変革と多様化を図ってきました。それは時代背景とマッチした自然な物作りであり、ファッションの歴史を語る上でとても重要なアイテムです。単一で着られるものなので
シルエットや、素材やで雰囲気や用途が決まります。
そこで無限の表現ができる衣服です。

現代女性は、忙しいさから1枚できられるワンピースをと人気があります。オフィスや、日常でも着られています。
素材も布帛からニットまで様々で老若問わず着る衣服です。
長い歴史からこれだけの広がりを見せているワンピースですが、今後の人間の活動や、時代背景などから、次なるワンピースデザインの流行も予想することが可能ではないでしょうか。
エコが叫ばれている世の中で世界恐慌時のように生地を節約したものであったり、伸縮素材で万人向けするもの。
ロイヤルベイビーが誕生したことによっって、王妃のようなエレガンススタイル等、流行するのではないでしょうか。

歴史的に見て素材の面でも発達しているため、新しいワンピースが誕生することも考えられます。
ワンピースとは、ファッションの歴史を映す鏡であり、これからの発展も想像できる、衣服だと考えられます。無数のデザインがあるなか、新しいスタイルが生まれることを期待したいです。

ワンピースの特徴とポイント

ワンピースの特徴としては、身頃とスカートが一つなぎになった女性用の衣服です。
生地がかならずしも一つなぎになっているとは限らず、ウエストラインで切り替えが入っているものなど様々です。
シルエットも、ストレートライン、フィットアンドフレア、Aラインなど様々です。
切り替えの位置により、シルエットも変わり、デザイン展開がされています。

シルエットの他にもディテールとしてネックライン、袖のデザインで無数のパターンが考えられます。
また、TPOで使い分けができるアイテムであり、フォーマルな場所では、ワンピースドレスとし、着られています。
ジャケットやカーディガン、ベスト等のアイテムと組み合わせることが出来、最近は丈の短いTシャツやニットを組み合わせ、スカートに見せるスタイルも流行しています。
TPOにより素材やシルエットを選択する必要があります。
現在の赤文字系の雑誌等では、女性が男性にモテるため、デートや合コンで着る清楚さや上品さをアピールするアイテムとしてその地位を築いてきました。
時代や人間の活動によって、様々な使い方のできるアイテムとなっています。

現在の女性服は、様々なテイストに別れていますが、エレガンス系であっても、ナチュラル系であっても、
スタイル問わずパターンが展開できるアイテムであり、今後の時代背景により、デザインが変革をする可能性もあるでしょう。

ワンピースの歴史と変革

ワンピース歴史としては古代の身頃とスカートがひとつなぎになった袖付きの衣服とされています。その頃は、衣服は男女の区別がありませんでした。
十字軍の長い戦争が起こった時代に、戦いにいく男性用の服と、家を守る女性用の服が区別され、女性用の長い丈の衣服がワンピースへと変革されていきました。
16世紀ごろになると、素材や、縫製の技術が格段に向上し、裾の広がった、ウエストをしめた、女性らしい華やかなシルエットのワンピースが作られるようになりました。袖もふくらませ、装飾が施されるようになりました。

18世紀になると、横に広がったシルエットでスカートの下にパニエが仕込まれたスタイルが流行しました。ナポレオンの時代になるとハイウエストの直線的なドレスが流行しました。
19世紀にはボディにそわせたSカーブラインのドレスが、アールヌーボーの影響で登場しました。世界恐慌の時代には、歴史に残る有名デザイナーがたくさん現れました。
不況のため生地を工夫して使った作品などが多く誕生しました。
日本では第一次世界大戦後、女性の社会進出が進み、
ワンピースの丈を短くした脚を出した活動に適したデザインのものが現れました。
世界的にみて、ワンピースの歴史は、様々な人間の活動や歴史に作用され、
多様に変革を遂げて様々なスタイルが生まれてきたと言えます。